2015年7月21日火曜日

[Vine Linux 6.3]sambaによるフルアクセスのネットワークストレージを構築しようとしたけど色々あって苦戦したから備忘録てきなやつ書いておくよ![pentiumM 1.6GHz]

まずここで書く内容の主体はsambaを使った共有、ということを書いておきます、また、それ以外の個人的なPC環境に関する事情なども織り交ぜて書かせていただきますのでご了承ください。



使用するPCはこちら


・OS:Vine Linux
・CPU:Pentium M 1.6GHz
・RAM
768MB (DDR-333 256MB+512MB)
・HDD:40GB
数日前のことです、まず僕がどうしてPentiumMのノートPCで共有ストレージを作ろうと思ったか、というとですね。


元々はPentium4のwin鯖を置いていたんですが、それがなんともうるさくて、Pentium4だと発熱が酷いしクーラーが悲鳴を上げるんですよ、それに電気代もかかるし、だから共有させとくにしても、常時稼働というわけにいかなくて、バックアップデータとか、あんまり使わないけど残しておきたいデータとかを入れたい時にだけ起動させてたんですよね。

ただその不便さに嫌気がさして撤去することにしたんですよ。

しかしながら無いと無いでそれも不便、しばらく考えた末に気づいたんです。そういえば動くノートPCが一台余っていたな、と。

(所持しているPCの一覧は自己紹介ページに記載していますのでよろしければご覧ください。)

そうしてノートPCをwin鯖のあった場所に移動したまでは良かったんですが。。

そこからが大変でした。

まず、そのノートには昔インストールしたArch Linuxが入っていたんですが、最初の起動からもう挙動がおかしくて、これはだめだと思い、まずはOS選びからってなったわけです。


今回のOS選びでの必須条件

・Sambaの動作するUNIXまたはUNIX互換の環境であること
・nonPAEであること
・今回使うPCで動作環境を満たしており、また動作が軽いOSであること
・余っているインストール用空メディアがCDなのでCDに入るサイズであること

というわけで、とりあえず手元にあったインストールディスクを見てみると、Arch Linux,Lubuntu,Linux Mint,Puppy Linuxがありましたが、Archはまずインストールバトルが始まってしまうので却下、LubuntuはPAE必須なので却下、Mintは必要環境が高いので却下、Puppyはダサいので却下。

全滅です。

上がった候補、FreeNAS,CentOS,Vine Linux等など、FreeNASはなんか難しそう、CentOSはなんかISO見たら容量でかかった、

Vine Linuxは、、、んん????これだッ!!

ということで
ライティングソフトは安定のIMGBURN

サクッと書き込んでインストール、


BIOSでブートの優先順位を変更後起動、指示に添って選択、日本語も綺麗に書かれているのでわかりやすく、他のディストリと比べると非常に初心者でも入れやすいと言えそうです。

ここでやっとSambaについての記事がかけます。。。(前置きが長すぎた)

まずはSambaの導入から

すでにshareというフォルダがありますが、気にしないでください
(全作業を終えた後に素材画像を撮っていなかったことに気づき後から撮ったため)

端末を起動し、sudoでログインします

その後aptコマンドでsambaをインストールします。

次にsmb.confの編集です


[コンピュータ][ファイルシステム]/etc/samba/smb.confに行き右クリで管理者として開きます。
これはSambaの設定ファイルです、ここを編集することでアクセス権などの様々な設定が可能です。

設定

#変更点のみ記載

[grobal]

workgroup = WORKGROUP     #Windowsの標準に統一
netbios name = MYSERVER     #クライアント側に表示されるコンピュータ名 
guest account =      #guestがログインを要求した時に使用されるアカウントを自分で指定
guest ok = yes     #guest account の権限で操作することを許可する
guest only = yes     #全てをguestとして扱う


#最終行に追加

[share]
path = /home/share     #フォルダパスを記入、フォルダは後から作成しても問題無い
writeble = yes     #書き込みを許可
create mode = 0777     #ファイル作成を許可
directory mode = 0777     #フォルダ作成を許可
share modes = yes     #同一ファイルに同時アクセス時に警告


注意する点は「;」←を必ず消すことです、設定を読み込む際にこれがあるとその行をスキップしてしまいます、例えばnetbios nameでこれを消さずにsambaを起動すると、ipを入力すれば飛ぶことは可能ですが、windowsからだとネットワークにサーバーが表示されません。気をつけましょう。

共有ディレクトリの作成

上記で指定したフォルダパスに新規でフォルダを作成します。

Sambaの起動

システム→システム管理→サービスから[smb],[nmb]を有効、開始します。




ここからは雑記


今まで使っていたファイルサーバーにつけていたHDD(200GB)はこの40GBには到底収まらないのでしばらく考えた後メイン機に増設することにしました。

またIDEHDDのためIDE→SATA変換が必要となり、アマゾンの方でかなり探しました。
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¥710から
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これが一番良さ気だったんですがこれより百円くらい安い商品を発見したためそちらを購入しました。

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(2015/7/21 12:33時点)

別の手段としてはIDE→USB変換を買って今回のVineLinuxサーバーに追加するつもりだったんですが、

この場合3.5インチなのでUSB供給ができず、別途電源を確保する必要がありました、

今回はノートPCのため4ピンはアダプタから流す必要があり、そうなると最低でも2000円はかかってしまいます、200GBのIDEHDDのために2000円はちょっと、、ということで断念しました。

あと、後から気づいたんですが、僕のPentiumMはプロセッサナンバ725というらしく(ちょっと調べた)性能比較表で確認したら前のサーバーに使っていたPentium4 2.4GHzより性能が上らしく、通常電圧版ながらもPentium4と比べると省電力であると言えます。

なぜもっと早くこうしなかったのか、と思う次第でした。



今回はここまでです、この記事が誰かの役に立てればと思います。

読んでいただきありがとうございました。