2014年9月1日月曜日

nyaa.seのサーバーダウンについてまとめてみた

8月下旬に騒がれたnyaa.seのサーバーダウンについて少し解説してみます。


こちらがnyaa.seをクロームで開こうとした際の現状である。

これは書いてある通りnyaa.seにアクセスできていない(閲覧できない)つまりnyaa.seの現存が危ぶまれる状態です。

そもそもnyaa.seというウェブサイトはどういったサイトなのか、説明したいと思います。


このサイトはタイトルがそもそもNyaa torrentとなっています、このtorrentとはなんなのか、ということが重要です。

torrentとはファイルの拡張子のことです、ファイル名の後の方に.torrentと表記されます。
このtorrentファイルはPeer to Peerというものを用いてファイル転送を行う際に使用するもので別途クライアントソフトを必要とします。


Bit torrent 、μ torrent など

これらのソフトウェアは一般的にDLするよりも別の通信を使うため高速でDLできるというのが特徴です。

ではその仕組みですが

同じファイルを多くのユーザーで共有するというものです(かなりざっくり

つまり相手(ピア)からファイルを一部受け取りながら自分も他のユーザーにそのDLしたファイルを送信することで一極集中型ではなくユーザーからユーザーへすばやく転送することが可能になったものなんです。

そのため一極集中型の場合一つの裕福な帯域を持つユーザーに複数の貧弱回線がこぞってDLして速度低下が起きますがtorrentの場合それがかなり改善されます。

ただ、人気の無いファイルだとそもそもそれを利用しているユーザーがいないためダウンロードが不可能となります、逆に言うと人気のあるファイルだとそれだけ多くのピアが存在しているため速度が上がります。

ここまでざっくりとtorrentの解説をしましたが本題に戻ります

今、説明したtorrentファイルを多く扱っているのがnyaa torrentというサイトです。

torrentファイルにはフリーOSや例えば自宅から会社への大容量ファイルの転送など法律に触れない利用が当然ありますが、現在のtorrentを利用している人の大部分は 割れ と呼ばれる行為です、つまり違法ダウンロードですね。

どのようなファイルが違法にあたるかというと主にゲーム .isoファイルやアニメ、書籍 音楽データ
です。

要するに今騒がれているnyaa torrentつながんねぇえええええ!!!!と言うのは違法ダウンロード常習犯が愛用のサイトにアクセスできず嘆いているということだと思います

今現在、nyaa.seが閉鎖されたのかそれともただの通信障害なのか僕の調べたところではわかりませんが現状利用できなくなっているのは事実です、割れをしていない人にとってはなんらどうということは無いことですが普段から利用していたにとってはかなり痛いでしょう。


Japan 48.66%
United States 14.32%
Taiwan, Province of China 3.66%
Russian Federation 2.72%
China 2.63%
国別アクセス比率ですが半数が日本であることがわかります。

調べたところ出版社、アニメ企業などが参加している「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」という組織と「一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構」なる組織が日本のアニメやマンガを守るという活動を始めているようで8月1日から5ヶ月間ネットでの侵害が確認できている一定の作品および動画共有サイト,torrentサイトを対象にするとのこと。

まぁ割れがいようがいまいが消費者には特に不利益がないのでどうということはないですが、いままで放置されてきたものがようやく掃除されるのか、と思う部分も大きいですね。

以上nyaa.torrentについて、でしたここまで見てくださった方ありがとうございました。急いで書いたものですので不正確な情報が多いかもしれませんがご了承ください。

それではまた。